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【1年まとめ】軽貨物 個人事業主 経費はどれくらかかる?

軽貨物 個人事業主の経費どれくらいかまとめました

軽貨物 個人事業主、本業1年稼動してかかる経費はどれくらい?

ぎもん猫
ぎもん猫

開業してから、どんな経費がいくらくらいかかるのか、わからないなぁ..

軽貨物を本業として年中稼動していますが、毎月売り上げ収入に関してはチェックしていますが、経費に関してはなんとなくこれぐらいかな?なんて考えていました。

しかし個人事業主である以上、利益を追求しなければいけないので運行しながら、実際はどのくらい稼げているのかわからないといけませんね。

そこで自分も開業4期目をそろそろ迎えるにあたり、どのくらいかかっているのかまとめてみました。

この記事でわかること

  • 1年間・1ヶ月どんな経費がかかるのか
  • 経費の節約方法
  • 経費を把握する意味

そもそも経費を計上する意味

経費イメージ

自営業、個人事業主の収入は給料ではなく売上げです。ただいっぱい売上げ金額が立ったとしても、稼ぐためにかかったお金を引いて最終的にいくら儲かったのか(手取り金額)をきちんと把握しないと事業の目標も立てれなくなってしまします。

また確定申告で税金を申告する際も、売上げから経費を引いた額に対して課税されますので節税効果のうえでも経費の把握、日々の帳簿付けは欠かせないと言えます。

月の売り上げ50万円前後、走行距離5000km程度

 
2022年の収入割合
ピックゴースポット案件40%
委託会社からのスポット案件30%
フードデリバリー30%
ガソリン代【年間50万円、月間4.2万円】
年間燃料費

スポット案件は月毎の案件数の変動がわりと大きいのですが、月平均で4万2千円ほど。冷房を使う夏場にやはり燃費は悪化するので燃料費も夏に上がります。
給油するガソリンスタンドを絞って、店専用のカードや会員になれば数%の割引が受けられるシステムがある店舗で給油するのも手ですね。2%割引だったとしても年で1万円近く差が出ることになります。

また最近出てきた変速機にCVTを採用している車は燃費が良い傾向にあります。
夏場にエアコンの使用を控える事については、最近の猛暑の事を考えるとお勧めしません。体を壊してしまっては余計に高くつきますからね、扇風機を併用して少し設定温度を控えるなど対策されてはいかがでしょうか。

できる節約方法
  • 極力近くの案件で稼動する
  • ガソリン価格の割引の効く支払い方法にする
  • 燃費の良い車を選ぶ
  • エアコンの使用方法を工夫する
高速料金【年間22万円、月間1.8万円】
年間高速代金

スポット案件をやる場合、高速道路を利用する機会が多くなります。緊急配送などでは最短時間で配送しなければいけないので高速もフルで利用する事になりますが、配送時間に指定があり行程に余裕がある場合などは極力高速を使わないルートを選定しています。

深夜割引や祝日割引、特定のルートを通ると通行料の割引を受けれるサービスもあるので情報収集して活用しましょう。

できる節約方法
  • 宅配、フードデリバリーなど高速使用のない仕事を選ぶ
  • 時間に余裕があれば、高速を使わなくてい良いルートの選定
  • 時間、ルート等による割引サービスの活用
  • マイレージサービスに登録してポイント還元(割引)をうける。
車両維持費【年間16万円、月間1.3万円】
車両維持費
私のケース
  • オイル交換 5000km毎 2回に1度エレメントも交換、約5,000円
  • 車検 オートバックスにて実施 約50,000円

オイル交換費・修理代・車検代等車を維持するための費用です、ここは今まで紹介した燃費、高速代と違い節約しようと思えば絞れる部分なんですが、車の状況は仕事のパフォーマンスに直結しますので無理はしない方がいいと思います。

ただ給油の度に添加剤を入れるとか、オイル交換の度に勧められるがままフラッシングをしたりと余計なことをすればいくらでも出費は増える部分なので、どこまでやればいいか経験者のアドバイスを求めるのもポイントだと思います。

夏冬タイヤの履き替え、バッテリーの交換等簡単な整備は自分でやるのも節約になりますが、整備する場所がない場合もありますし1年中多忙な方であれば費用効果としてすべて店等におまかせするのもアリだと思います。

軽バンのリースカーの場合、リース金額内にある程度の車検費用、車両整備費が含まれているので、条件によっては検討にするのも良いかもしれません。

できる節約方法
  • 仕事専用車であれば過度な投資はしない
  • 整備時に勧められるがままに全てお願いしない
  • フィルター、バッテリー、夏冬タイヤ交換等、可能であれば自分でやる
  • リース車には整備費が含まれているものもあるので、条件によっては検討も
通信費、アプリ使用料【年間7.5万円、月間6千円】
年間通信費
私のケース
  • スマホ1台 月500円
  • モバイルwifiルーター20GB 月3000円
  • ゼンリンアプリ使用料 月980円

自分の場合モバイルwifiルーターを車内に置いて、仕事中のスマホ2台の通信はすべてwifi経由になっているのでスマホ自体は一番ミニマムな安いプランで契約しています。

いまや配送に必須となったゼンリン地図が閲覧できるアプリも、今はスピードのそこまで要求される仕事ではないので一番シンプルなプランにしています。宅配でガンガン配る人はもっと上のプランでないと厳しいと思います。

グラフで8月に突出しているのは、マイクロソフトオフィスの年間契約を更新しているためです。

最近は仕事のやりとりもライン経由が主ですし、通話するとしてもラインの音声通話等利用することがほとんどなので、以前のように通話料が大きくかかることはなくなりましたね。

できる節約方法
  • データ通信はモバイルwifiに集約して、スマホの契約台数を減らす
  • 利用状況により可能なら音声通話オプションをなくして、基本料を下げる
  • 使用していない余計なサブスクを支払っていないか、定期的に確認する
任意保険料【年間14万円、月間1.2万円】
私のケース
  • 車の任意保険 対人対物無制限、自身損害3000万円、車両保険あり 年間12万円
  • 貨物保険 支払限度額500万円 免責なし 1.8万円

営業車用の車の任意保険は自家用車に比べかなり高いので、負担としては大きいですが削りようがない費用です。貨物保険も通常の保険屋に見積もりを取ると、支払い限度額(保証金額)が数千万円のプランで結構な金額になります。

ギグワーク専門なら不要だと思いますし、私の場合は支払い限度額が小さい代わりに掛け金も小さいプランを紹介してもらい契約しています。

できる節約方法
  • とにかく保険内容を見て現実的な保証内容(金額)に
  • 無駄な特約に注意
  • 1社ではなく数社で見積もりを

そのほかの経費

今回は年間(月間)でいくら経費がかかるかを検証する話なのですが、経費処理は確定申告・納税に直結しています。そのほか経費となりうる物も見てみましょう。

駐車場代

私の場合、戸建て住まいで駐車場代は不要なのですが、都心に近いほど見逃せない金額になりますね。

交際費

毎日仕事中にかかる昼食代を経費とするわけにはいきませんが、打ち合わせや接待などでかかった費用は経費として処理できます。飲食店でもあまりにも大きな金額では通りませんのでご注意を。

文具、作業服など

100%仕事で使用する文具、作業服であれば経費計上できます。

自宅(事務所)の光熱費

自宅を事務所としている場合の光熱費(インターネット料金)も経費になります。この場合全額は経費にできないので"ある程度の割合の金額"を経費とできます。ここでは解説しきれない部分なので「家事按分」で調べてみてください。

車両購入の積立もぜひ

経費ではありませんが、私が月々計上してる金額として「次の車を購入する資金」として特に口座を分けているわけではありませんが月4万円を積立しています。
4年で買い替えたとしてもこの積立から資金を出せるという考えです。急に費用のかかる修理が発生した場合もここから払うという事にしています。

まとめ

わかった猫
わかった猫

なるほど、上手に経費計上すれば節税にもなるね!

"経費"はレシート・領収書がなければ意味なし

以上、私の例ではありますが年間・月間にかかる経費についてみてみました。金額の検証が主な目的ですが、確定申告に直結するので経費として計上する以上はレシート・領収書などの控えは必ずもらい保管しておきましょう。

この記事がこれから開業される方、もう稼働してる方でも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。個人事業主として他にも役に立つ記事が多数ありますので、ぜひご覧ください。

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