仕事車だからしっかりしたタイヤ選びを
軽バンのタイヤって安ければいいんじゃないの?
ホンダのN-VAN、今までの軽バンのイメージを塗りかえましたよね。仕事で使う人はもちろん、乗用車として乗っている人もおおい車だと感じます。
N-VANのタイヤについてのお話、荷物を運ぶ「商用車」なので履けるタイヤに制約があります。
車高が高くボディが大きい軽バンのような軽自動車は何台か乗り継いできましたが、タイヤを変えるだけで別の車のように走りが変わります。
ちゃんと車検も通る軽バン、N-VANのタイヤ選び、解説していきますね。
- 2019年より軽貨物の仕事にてN-VANを使用
- 4年で走行距離は15万キロ突破
- 軽バン歴は10年、サンバー・エブリィ2台乗継いでN-VANへ
軽バン、N-VANタイヤの基本
N-VANのタイヤサイズ
145/80R12 80/78N LT
「145/80R12」がタイヤのサイズ、「80/78N LT」はタイヤの耐荷重を表しています。
LTはライトトラックの意味、N-VANは荷物を運ぶ商用車なので、350kgの荷物を乗せて耐えれる強度が必要なのです。
軽バン対応のタイヤで「145R12 6PR」という表記もよく見ますが、6PRが強度を表す「プライレーティング」と言います。
「LT」と「PR」両方出てきましたが、LTが新しい表記で今後はこの表記が増えていくようです。
LTまたは6PR以上のタイヤを基本選びましょう
耐荷重の要件を満たさないタイヤを装着していると、車検に通らない場合があります。
基本インチアップは無理
仕事車用のタイヤは耐荷重、耐摩耗性に重点をおいているため、乗用車用のタイヤにくらべると乗り心地に劣ると言われます。
また、ドレスアップ目的で純正と違うサイズのタイヤを選ぶこともあるようです。
乗用車用タイヤや大きさの違うタイヤで、LTやPR値をクリアできるタイヤそのものが無いようです。
N-VANの空気圧はフロントが280kPa、リアが350kPaですが、乗用車用にはこの空気圧を入れられるタイヤがありません。
- N-VANには「LT」か「6PR」以上のタイヤを!
- 乗用車用のタイヤを選ぶのは自己責任で
N-VANには無難に対応する商用車用タイヤから選ぶのをオススメします
夏用タイヤレビュー
ここからは、シーズンタイヤごとにレビューをしていきます。自分が使っていた、乗ったことがあるタイヤと、ネットのレビューを参考にしています。
商用車のタイヤは「丈夫さ」と「長持ち」に重点がおかれているものが多いので、硬いタイヤがおおいのかどれもロードノイズは大きめな印象です。
またコスパ重視のモデルは、グリップがやや弱く曲がった時にタイヤからぐにゃりとした感触が伝わるなぁ、というのが自分の感想です。
【ブリヂストン】ECOPIA R710
N-VANは納車時に「R680」が装着されていることがありますが、これはその上位モデルです。R680から交換してかなり違いがあり驚きました。
口コミにもありますが、燃費が明らかに向上しました。雨天のグリップもいいですね、ロングライフも売りなのでタイア自体が硬いのか、ロードノイズは少し大きくなった気がします。タイヤでここまで変わるのか!と感じたタイヤです。
価格がちょっと高いですが、N-VANを仕事に使うなら個人的にはイチオシですね。
【GOODYEAR】 CARGO PRO
クラス的には中間グレードのミドルクラスの製品です、もっと安いタイヤもありますが性能とコスパの良さで選ばれています。
価格重視だとどうしても走行性能はトレードオフになりますが、気になるレベルではなさそうですね。
自分も使用していますが、本当に性能と値段のバランスが絶妙なタイヤです。
購入する店によっては、安く買える商品のようです。
【TOYOTIRE】オープンカントリーR/T
トレッドパターンながらLT対応のタイヤです、オフロード系カスタマイズにあいますねこれはカッコイイ。
価格がちょっと高いのは仕方ないですね...
冬用タイヤレビュー
「冬用タイヤ」というと雪国で走行するためのタイヤ、と思われるでしょうが「低温タイヤ」という側面もあります。
夏用タイヤの性能は7度以下になると、ゴムが固くなり性能が低下し、グリップや耐摩耗性が落ちるそうです。雪が降らない地域のみの走行でも、真冬であれば気温が7度以下にはなりますよね。
それに関東や関西地域でも、年に1度は降雪することがあるので冬季は冬用タイヤを装着することをオススメします。
【ブリヂストン】W300
コスパ重視系のスタッドレスタイヤです。雪のない舗装道路を走っていると、タイヤに腰がない柔らかい感じますが雪道では性能をバッチリ発揮してくれます。
ブリジストンの評判は、豪雪地帯での着用率が多い、日本の雪には日本メーカーのタイヤがベスト、など評判の良いタイヤです。
【ダンロップ】WINTER MAXX SV01
コスパ重視系スタッドレスタイヤです。ブリヂストンのW300と比べるとかなり腰があって、舗装路でふにゃっとした感じは皆無でした。
ロードノイズは大きめ、燃費も自分の場合W300より悪くなりました。
SV01で雪国をかなり走りましたが、ブラックアイスバーンで1度すべっただけ、とても信頼できるタイヤですね。
購入するお店によっては、かなり安く購入できるタイヤだと思います。
オールシーズンタイヤ
【ダンロップ】ALL SEASON MAXX VA1
「商用車」のオールシーズンタイヤです。まだ価格的に少し高いですが、関東など年に1回雪が降るか降らないかという地域では一年中履きっぱなしでいいから楽ですよね。ウエット性能が通常の夏タイヤより良いというのも良いです。
オールシーズンタイヤは「氷上(アイスバーン)」は苦手なので注意しましょう。
タイヤの交換どこでする?
ディーラー
ディーラーにまかせちゃうのが、失敗もないですよね。予約が必要な事があるのと、費用は当然一番高くなります。
カー用品量販店
オートバックスなどの量販店やタイヤ館などの専門店が、費用的にはディーラーの次に安く交換できます。量販店だと安いタイヤは、海外メーカーだったりオリジナルブランドのものが多いです。
欲しいタイヤが店頭に取り扱いがなくても、取り寄せは可能です。作業は土日などかなり混むので、オートバックスなどだとお事前にWEBやアプリから予約ができます。
タイヤ交換専門店
楽天やアマゾンで安く買って、持ち込みで取り付けてくれる専門店が最近増えました。店によっては店に直接買ったタイヤを送ってもOKな所もあるので、手間がかからないですね。
費用的にもかなり安くなります。
ネットでホイールごと買う
楽天などネットのショップで、ホイールとセットになって販売されているタイヤもあります。冬タイヤとかもう1ペア持っておきたい時は、ホイールごと買うのもオススメです。
届いたら即取り付けられるように調整済みのセットがあります。自分でタイヤ交換できる人であれば、これで安く完結しますね。
ガソリンスタンド
ここが意外と穴場です。タイヤの種類は選べない場合がありますが、総額でかなり安く交換できます。
ガソリンスタンドどこでもではなく、車検やタイヤ交換に力を入れているお店ですね。即交換できる場合もありますが、土日はやはり混むので予約できるお店なら予約しましょう。
ネット価格で買ってお店で交換、タイヤフッド
タイヤ専門「タイヤフッド」では、ネットの価格でタイヤを購入して、近所のオートバックスなどで交換ができます。
車種などから指定して選べるので失敗がないですし、交換するお店まで送ってくれるので全く手間がかかりません。
軽バン用タイヤで、かなり安い商品がでている場合もあるので要チェックです。
タイヤ購入から予約までまとめて
まとめ
軽バンは仕事で毎日乗る人がおおいですよね。軽貨物の専業であれば車の中にいる時間はほんとうに長いです。タイヤは1度交換するとそんなにすぐにかえるものではないので、レビューを参考に自分にあう最高のタイヤを選んでください。
最後までご覧いただきありがとうございました。ほかにもN-VAN関連お役に立つ記事がおおくあります、ぜひお読みください。