個人・小規模向け配送プログラム開始!
アマゾンが今度は副業向けの配達プログラムをはじめたみたいだね
アマゾンの商品を配送する配送業社はクロネコヤマトやデリプロと呼ばれる法人と、個人事業主向けにはアマゾンフレックスという配送プログラムが有名です。
アマゾンは新たに「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」を2022年末より開始しました、ポイントは「地域に根づいたビジネスオーナーがご近所に配達する」ということ、では詳しく解説しましょう。
地元のお店がご近所さんへ配達
「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」は地域のお店や企業が、本業の空き時間を活用してアマゾンの荷物を配達して収入を得るプログラムです。
今までは当然配送業社もしくはアマゾンと契約した個人事業主がアマゾンの荷物を配達していましたが、今回のプログラムではついに地域の人々の手により配達を行います。
1日の配送個数は? | 約30~50個 |
荷物の集荷方法は? | 拠点(自宅・お店へ)アマゾンから届けられる |
配送範囲は? | 拠点(自宅・お店から)最長約2km圏内 |
配送方法は? | 徒歩・自転車・車(要登録)・バイク(要登録) |
アマゾンフレック等と比べると、配達個数も少なめです(アマフレは100個前後)アマゾンも「副業」という言葉を前面に出していますので、AmazonHubデリバリープログラムメインで収入の柱にするのは向いていません。稼働は本業の空き時間にとも言っていますが個人での参加も可能です。
実は数年前からアマゾンは新聞販売店等に荷物を運び、新聞配達のない時間を利用してアマゾンの荷物を配達するプログラムを試行していました。
今回のAmazonHubデリバリープログラムはこの試行の発展形ともいえるのではないでしょうか。
AmazonHubデリバリーパートナープログラム配達の流れ
週に2日から稼働可能、週ごとのシフト提出制
副業としてのプログラムなので、本業が忙しい時期や個人的な用事のある時期は配達稼働しなくても大丈夫です。アマゾンの要望としては週2日は稼働して欲しいようですが、それ以下の日数で稼働してる方もいます。
また、アマゾンフレックスの場合は直前キャンセルはペナルティの対象ですが、Hubプログラムの場合急な体調不良や身内の不幸など回避できない事情の場合はキャンセル可能だそうです。
アプリ管理ではなく担当がつく?
またアマゾンフレックスとの比較になりますが、予定管理等アマフレは余程のことがない限りアプリ内の操作で完結しますが、Hubプログラムの場合地域ごとの担当が付くようです。
前述の日程の調整や配送個数の調整など担当者とのメール等でのやりとりになるようなので、アマゾン配送初心者の方には安心だと思います。
荷物は拠点(自宅・お店)へ届く
Hubプログラムの一番のメリットとも言えるのが、荷物をアマゾンのセンターまで集荷に行かなくて良い点ですね。配送日の午前にアマゾンより荷物が拠点に届けられます。
荷物は多くても50個程度、大型の荷物は除外されていますが自宅のマンションを拠点にする場合などは、荷物のスペース確保が必要でしょう。
時間指定品あり、再配達は3日間行う
空き時間に配達といっても、配達時間指定の品物はその指定時間に配達しなければなりません、また不在の荷物に関しては3日間再配達に行かなければならないので、完全に業務時間が自由であるとは言えません。
稼働日数は? | 週2日から稼働可能 |
荷物はセンターへ取りに行く? | 拠点(自宅・お店)へアマゾンが配送 |
荷物サイズは? | 主に小型の荷物が中心 |
時間指定は? | 時間指定の荷物あり |
不在の際の対応は? | 3日間再配達する必要 |
家族や社員が配達することも可能
時間指定、再配達があるので本業の営業時間や定期の仕事などでどうしても配達時間が作れない場合もあると思われます。その場合など、契約した本人ではなく家族や社員が配達することが可能です。
基本は徒歩、自転車
配送エリアは拠点より2km圏内なので、徒歩や自転車がメインになりますがバイクや自動車での配達も可能です。
但し車両を使用する場合は、車の場合は営業ナンバー(黒ナンバー)が必須となります。
普通自動車 | 不可能、個人での営業ナンバー取得は困難 |
軽自動車 | 営業ナンバー(黒ナンバー)車なら0K |
バイク(50〜125CC) | そのまま運用OK |
バイク125CC以上 | 営業ナンバー(黒ナンバー)車なら0K |
自転車 | 保険への加入が必要 |
自家用車利用の場合、普通自動車の営業ナンバー取得は個人ではほぼ不可能です。
軽自動車なら軽貨物登録(黒ナンバー)取得は個人でもできる事と、法改正により商用車(軽バン)だけでなく乗用車も黒ナンバー取得が、構造変更なしに届出のみでできるようになったので、軽自動車を持っていれば活用できそうです。
Hubプログラムのメリット、デメリット
以上の想定されるメリットデメリットはそのまま、アマゾンフレックスとの違いにも通ずると思います。
AmazonHubデリバリーパートナープログラム登録方法
徒歩、自転車メインの配達プログラムなのでアマゾンフレックスよりさらに登録に必要とされる要件は少ないです。
2023年4月時点での募集エリアは、東京・千葉・埼玉・神奈川・大阪・京都・兵庫・愛知・福岡の9か所。
私の住む神奈川県の郊外地域でも稼働可能でしたので、結構対象エリアは広そうです。
事業の登記情報(法人の場合) |
開業届 |
納税証明書 |
すぐに稼働開始予定がなくても、資料請求から電話にて担当者への詳細な質問ができるので、興味がある方は資料請求して色々聞いてみるのが良いと思います。
配送報酬も地域により異なりますので、電話の時点で確認しましょう。
今のところ資料請求から配達開始まで2週間〜1ヶ月ほどの期間になるようです。
AmazonHub報酬は?
AmaoznHubの報酬は、個建になります。時間で報酬が決まるアマゾンフレックスと違い、配った数により報酬がきまります。
1個あたりの単価は地域により異なります。登録前に電話で自分の地域の単価を教えてくれるので確認しましょう。
おおよそですが、週に5日程度配達して月の収入は8万円から10万円程度になると思われます。
軽貨物目線から見るAmazonHubデリバリーパートナープログラム
アマゾンフレックス から移行するメリット?
すでにメリットデメリットは挙げましたが、アマゾンフレックスから移行する場合
結構大きなメリットがあると思います。ただし
以上のことより大きく稼ぐ事は出来ないので、あくまで副業向け配達プログラムであるために
今までアマゾンフレックスでも短時間の稼働で他の配達業と組み合わせていた人が、アマフレをHubプログラムに置き換えるのは、大きなメリットがありそうです。
また、AmazonHubデリバリープログラムはアマゾンフレックスの登録をしているドライバーは参加する事が出来ないので注意が必要です。
AmazonHubデリバリープログラムが向いている人
宅配をやってみたいが自信がない、自分のペースで配達がしたい人
宅配の仕事はどのような契約環境であれ、時間との戦いです。宅配の仕事はしたいけど、マイペースでやりたいという方にはうってつけのプログラムだと思います。
またこれから宅配を始めたいけど自信がない、続けられるかわからないという方が試しにチャレンジしてみるのにもよいかもしれませんね。
デスクワークとの組み合わせ
再配達等の制限は一部ありますがとにかく時間が自由なので、デスクワークのフリーランスの方など運動不足解消も兼ねて参加してみてはいかがでしょうか。
家族や社員の空き時間を活用したい人
AmazonHubは、契約者以外の配達もOKなので、家や会社のメンバーの空き時間を有効活用したい場合に適しています。
まとめ
うまく他の仕事と組み合わせれば、上手に収入アップだね
以上、アマゾンの新配達プログラム「AmazonHubデリバリープログラム」について解説しました。
"宅配"という仕事が専門職的な職業だったのを「アマゾンフレックス」で未経験者から配達ができるようになり、今回の「Hubプログラム」でさらに敷居が下がった気がします。
アマゾンという大企業は、新しい働き方のシステムをつくるのがとても上手な企業だと感じますし、その元には安定した配達人員の確保という目的もあるのだと思われます。
この記事を読まれててより気になった方は、資料請求をして一歩進んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。アマゾンの荷物を配達する仕事について、他にも参考になる記事がありますのでぜひお読みください。
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